新生セアカゴケグモ 合宿報告

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第四章「傭兵が街にやってくる」

ここまでのあらすじ

 ギルド「新生セアカゴケグモ」率いるゴーゴンデッキは、スービエ対策として、フェアリーを抜いて桜華を投入するが、
 思惑は外れ、5連敗を喫するのであった。
 そこに友軍からひとつの提案が……
 
 蛸とフェアリーの卑劣な罠の前に、潰走するゴーゴン・フリードリヒ・ルートヴィヒ・フォン・メデューサ1世卿の軍勢、
 しかし、ゴーゴン卿を慕う者たちの意思は微塵も揺らいでいなかった。
 むしろ、このような時にこそ、私がゴーゴン卿を支えなければ、と考えた彼女は、
 ひとつの決意を胸に秘め、ある夜

 (省略されました。 全てを読むには第三章を参照して下さい)

作戦名「これが勝利の鍵だ」

もはやこの動画も遙か昔のことと成り果てましたなぁ……。

「他人事じゃないのよ」

「古さを誤魔化すためにも、我等で盛り上げていかねばなるまいな!」

「むしろここからが、儂が再起を図るエピソード、本番ではないか!?」

「ただのネタで終わる企画ではないことを、何とか証明しないといけないのは確かね」

「で? 友軍からの提案とは何だったのかしら?」

はい、ガチで勝利を取りに行くため、援軍を出してくれるという話です。

4−1「新戦力を投入しよう!」


というわけで、傭兵のバルバリシアさんです。

「ほーほほほ、このVer2.0稼動当初市場価値トップクラスの私が来たからには、ご安心なさいませ!」

「え、何このキャラ……イメージと違う」

「だからこのタイプのキャラはかぶ……いえ、なんでもないっス!」

お客様には失礼がないようにお願いします。

「待てい! ここでバルバリシアの名前はタブーだと言ったはずじゃぞ! どういうつもりじゃ!?」

仕方ありません、桜華作戦は失敗したのですから……。

「どうしても魔種では火力面に不安が出る雷属性として、大安定よ。素晴らしいわ」

「これでスービエ相手にも互角以上にやりあえるわね、頼もしいわ」

「ご苦労だったわね。ゴーゴン、郷に帰っていいわよ」

「いやぁ! 私、まだ帰りたくない!」

いや、すいません、この企画のコンセプトを潰すわけにはいかないので……

「ふーん、そうしたいなら、別にいいけど……」

「あのー……そうすると、私は……?」

「ピンダメで被る使い魔が外れる、合理的な理由ね」

当初から、ATKダウンより、DEFダウン付きの方が、コンセプトとしては合ってましたしね。

「シールドもリペアも、とりえず牛魔王で事足りるしね」

「そんな……ひどい……」

「皆様、ご納得はして頂けたのかしら? さ、私に傅く軍団を編成しに行きますわよ」

「出過ぎじゃ、新参者が! これは儂の軍団じゃぞ!」

「私のよ」

4−2「ゴーゴンさんで再起を図ろう!」



「ほーほほほほほほ(たかわらい)」
「というわけで、雷は心配なくなったわ。今度は、闇と炎分をどうするか、ね」

「炎は魔種には選択肢が豊富だから、何とかなるかしら」

「私が死滅しても、代わりはいるもの……」

しかし、意外と低コスト帯は炎属性使い魔が少ないんですよね、バイコーンとかマーチヘアくらいしか……。

「そんな、いても仕方がない連中では困る喃……」

「ゴーゴンさんの口からそんな台詞が出るなんて、面白い冗談ですわ、でしたら闇だけ引っ張ってきたらよいのではなくて?」

めぼしい炎属性は皆20コスト以上……(注:まだ2.0です)、ここは炎剣だけを頼りと致しましょうか。

「まぁ、これはしょうがないかしらね。炎剣だけでも、やってやれないことはないわよ」

「し、しかし、さっきは雷剣とアモンがいて、蛸を抑えきれなかったわけですし、ここは炎の高コスト使い魔をなんとか……」

「海種と人獣じゃ、ちょっと事情が違うんだから、そこは我慢しなさいよ」

「そうじゃそうじゃ、フェアリー顧問もたまにはよいことを言う喃」

「一番外れるべきなのは本来誰なのか、自覚しているのかしら?」

済んだ話はもういいとして、それならば、闇から誰を採用致しましょうか。

「アモンが抜けてWサーチが居なくなってることだし、これは埋めておきたいわね」

Ver2はサーチの影が薄くなったとはいえ……やはり一人は入れておきたいところですね。

「そうなると、魔種の中ではタイタンしかいないですわね」

「15・タイタン(闇散) Wサーチ 3速」

「私とタイタンのコンビは、旧き良きサキュ・マンティコンビの踏襲ね、安定的だわ」

その割に、タイタンの使用率ってあまり高くないですよね……やっぱりこれがシールドとサーチの差?

「牛魔王採用率の方が高いものね」

そういうわけで、編成は以下のとおりとなりました。

主炎・25バルバリシア・15タイタン・15牛魔王・25ゴーゴン・10フェアリー
アウェイク・サクリファイスI・キュアオールU


「PTの基本速度が上がったわね、私のWゲートを活かすために、できれば4速の選択肢も欲しいわ」

それは今後の課題となりそうですね。これはサムヴァルタ起用もありなのかもしれません。

「儂は3速なのだから、別に3速でよいではないか」

「これだから何のスキルもない田舎者は困りますわ」

「な、何おう! 魔種学院では高コストはスキルを持たないのが嗜みなんだから!」

「そんな議論、今はどうでもいいわよ。さっさと出陣の用意をしなさい」

4−3「ゴーゴンさんで世間に反撃しよう!」



【ニコニコ動画】【セアカゴケグモ】ゴーゴン動画・その3【LoV2】

さぁ、神族トリプル罠デッキ戦ですよ!

「陣容は、神龍、仁王・阿、雷神、風神、スリュムであるか」

「まさに罠デッキという編成だな、一度リードを取られると苦しくなりそうだ」

「あら、まだいらっしゃいましたの? でも、私ら魔種としましては、殺し尽くして罠を消してしまうが最良の策ですわ」

この(プレイヤーが個人的に)不得手とする相手に、紅蓮の王の軍団はどう立ち向かうのか!?

「結果は動画でご確認下さい」

「………」





「という訳で、我が軍の大勝利じゃぞ!」

「カウンターで取ったエクセレント、これが効いたわね」

「やっぱり、いかに安全地帯の上で戦うかが罠デッキ戦の鍵ですわね」

「と言いつつ、シールドの罠を踏んだのは完全に失策じゃった喃……」

キュアオール使おうと思ってたのは本当ですからね!? 本当なんだから! 信じてよぉ!

「歴史にifはないのよ」

「そもそも、あそこでキュアオール使っていたとして、結局踏んでいたなら、それはそれで痛手になっていたと思うんだけど」

「切り札を一枚早く失ってた訳だしね」

相手のキュアオールで押し込まれたところに罠を貼られる展開になっていたかもしれませんなぁ。
ま、結果オーライ!

「だから勝率が落ちてるのよ」




「さて、わたくしを加えたデッキの有効性がここで確認された訳ですわね」

「ここで勘違いして欲しくないのは、バルバリシアが強いのではなく、儂と組み合わさったバルバリシアが強いということじゃな」

「素直に頷きたくないところだけど……デッキコンセプトではあることだし、認めるしかないわね」

「安心するでないぞ! 人獣相手にはこうは上手くいきますまい!」

「あら、まだいたの? でも、本音としては、闇に15・15と振るよりは、炎分が欲しいところよね」

「まぁ、まだ時間はあることだし、他の可能性を試してみてもいいんじゃないかしら」

バルバリシアは借り物ですしね……合宿後に使うデッキは他に考えないと。

「今回よかったところは、バルバリシアが儂と同じ複数攻撃だったところじゃ喃。スマッシュ操作はやりやすかったであろう」

「ふーん、じゃあ、こういう発想はどうかしら」

「25・シヴ山のドラゴン(炎複) 3速」

シヴさん! シヴさんじゃないか!

「スキルなしながら3速複攻、何か親近感を覚えるぞ!」

「敢えて私を使わずにこいつを使うとは……何か悪いことしましたか、私」

「あら、まだいたの? まぁ、3速で複数攻撃で炎ってだけのことだけど。別にバハムートでもいいと思うわよ」

「固いというところは評価できるけど……正直、バルバリシアを上回るものがあるとは思えないわ(注:修正前です)」

「オーガはあんなに愛されていたのに喃……何がこんな世知辛い世の中にしてしまったのじゃ」

「オーガが愛されていたのも随分昔のことのような気がするけどね」

まぁ、試すだけ試してみましょう、まずは。
主雷・25ゴーゴン・25シヴ山のドラゴン・15牛魔王・15アモン・10フェアリー
アウェイク・サクリファイスI・キュアオールU


この提案に興味を持ってくれたかな?

「複攻がほとばしること請け合いじゃ! 楽しみじゃ喃!」

対する相手は……
ノーライフキング、ドラゴンゾンビ、閻魔大王、暗黒騎士
リターンゲート、シーリングI、キュアオールU

「……なんか、見飽きたパターンの気がするわ」

「不死相手となれば、儂のターン! 鳴り響け! 儂のサクリ!」

「私は少々指先と髪の手入れをして来ますわ」





「勝った! 第一部完!」

「別にサクリ使ってないけどね」

カウンターエクセで勝利できたようなもので、中盤までは明らかに押されてましたね。

「大体、最初にシヴ山以外の2体が落とされたとき、さっさと引かずにシヴ山の特殊技を使ったのは何なの?」

すみません、どれだけ上がるのか、という好奇心だけでして……

「普通ならエクセレントを間違いなく取られる展開よ? やる気あるの!?」

深く反省しております……ささ、反省のためにも、まずは動画チェックを。



「……あれ、撮影した映像が途中で切れているんだけど?」

「つまり、そういうことです」

バッテリー切れですね、はい。

「ここが引き際ということかしら。最終成績はどうだったの?」

ご紹介出来なかった試合も含めて、この日の総合成績は、
11勝10敗
でございます。

「なんとか勝ち越せたということね。こんなの使ってたにしては上出来だわ」

「儂の実用性が証明された、ということですよ、リシアさん!」

「私と併用するとやっぱり不死以外に苦しい、ということも証明されたわね」

「フェアリーなしだと全種族に苦しい、ということも証明されたわね」

「つまり、結論は出た、ということかしら?」

「やめておけーーーい!! 結論を出すには時期早尚である!」

まだ試せる可能性は他にもあるはずです!
私はこの企画で悟りました。
「ゴーゴンはどんなデッキにも、等しく働く」と。

「儂の瞳は、相手主人公の心を映す、鏡のようなものだと思うのだ。主人公のいないパーティーはないのだから……」

「私はそろそろ現実と闘った方がいいと思うんだけど」

「これ以上の発展性は見えないんだけど……まぁ、いいわ。満足するまで出資者に付き合おうじゃないの」

「さぁ、儂の凱旋じゃぞ!」

かくして、四国におけるゴーゴンさんの軍団は、
全国で対戦した21名のロードたちに、その武威を示したのであった。
おそらく、その21名は、ゴーゴンさんの威、そしてその人徳に感服し、
今頃ゴーゴンを自らの軍団に賜ろうと、デッキを考えているのであろう。
こうして、「世界のゴーゴナイゼーション」はその一歩を刻んだのだ。


「リシアさん、ジュース買ってきたっス!」
次回予告

 行く川の流れは絶えずして、しかも元の使い魔にあらず。
 時は流れ、バージョンは上がった。
 紅蓮の王の軍団は、戦い続ける。
 たとえ、死滅しない超絶号令、4速リペアの撃女神、あまり大したことない撃30コス青年が追加されようとも。
 
 次回、「ごーごなふたー そして、それから…」

 ゴーゴンに、流行などはない。

第五章、公開済み!

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