新生セアカゴケグモ 合宿報告……のその後

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第五章「一年後……」

ここまでのあらすじ

 平成22年2月、大規模な作戦が展開された。
 作戦名「ゴーゴンプロジェクト」
 それは業界を戦慄させ、一時は流行の大転換が行われるのではないかという噂も囁かれた。
 しかし、まさに流行の転換が行われようとする直前、
 ゴーゴン・フリードリヒ・ルートヴィヒ・フォン・メデューサ1世卿は突如として人々の前から姿を消したのだ。
 その後、ゴーゴン卿の姿を見たものは……いや、一握り居たのだ。

 (別に省略されてないですが、全てを読むには第四章を参照して下さい)


「ゴーゴン将軍の、さっと一品ー!」

「一体何が始まるんです?」

「第三次使い魔流行革命だ!」

「前回の更新から何ヶ月経ってると思ってる訳? 今更更新しようとか、何考えてるのよ」

申し訳ございません……しかし、どんな形にせよ、着陸はさせておかなければならないと思い……

「このサイトのコンテンツ、一つとして完結しているものってあったかしらね?」

「前例は儂たちが作るのじゃ!」

その通りです! 今が歴史の分岐点!

「自己満足だけどね」

一品目「天狗式ゴーゴン」

主・雷
25ゴーゴン
20闇の王
15天狗
10フルフル
10フェアリー
10ヴァーリン

遅くなりましたが、今回は、ゴーゴンを使ったデッキバリエーションをご紹介する回です。
まずはVer2.1当時の旧型仕様から。

「合宿の成果の発表……みたいなものね、一応は」

「我々のしてきたことが無駄ではなかったことを証明する回ですな!」

「あれ? 前回、無駄でした、という結論で終わったんじゃなかったの?」

「10コスこの野郎! 儂がLv20になるまでの間、どのような軌跡を歩んで来たのか、とくと教えてやるわい!」

「ステータス以外勝てるところないからって、見苦しいわよ。それに大半の試合には私も参加しているんだけど?」

「やめなさい、初期型以降、一度もデッキに入らなかったルビカンテを貶めるのは」

「あ……やだ、ごめん」

「………いえ」

「恨むなら、儂ではなくアウナスを恨むのじゃぞ」

「ま、そんなことはどうでもいいんだけど、そろそろ本題に入ってもいいかしら」

「そうしましょう、殿下! このデッキは、魔種王決定戦で使っていたデッキを全国用に改良したものですな!」

本当はザントマン入れたかったところですが、光多すぎるので炎属性を入れた……という感じですね。

「フルフルいるのはいいけど、3速シールド1枚ってところが制圧戦的には不安だわ」

「我のような、武人肌の使い魔が少ないのも難だな。戦闘になると魔種デッキにしては殴り負けしやすかった気がするぞ」

「天狗も弱体後の性能だったしね」

「天狗の部分をいくつかのパターンで替える形態も試してたわね。アモンとか、レネゲイドとか」

Wサーチを入れたかったので、天狗とアモンをチョイスしましたが、闇の王のリペアもあったので、無理にサーチに拘らなくてよかったかもしれませんね。
今思えば、ですけど。

「まぁ、結論から言うと、『弱かった』わね、このデッキ」

「そう言うと身も蓋もないのですが……勝率よくなかったのは確かですな」

「今バージョン(Ver2.6)で考えると、ザ・ビーストをヴァーリンに替えて使ってみても面白いかもしれん喃」

「そういう発言は、試してから書きなさい」

はい、すみません。

二品目「ゴーゴン五枚型テンプレ」

主・雷
25ゴーゴン
25魔炎長アウナス
15タイタン
15サキュバス
10フェアリー


さて、続いてはゴーゴンを取り敢えず使いたいという人にオススメの定番デッキです。

「Ver2.6になってもなお、ゴーゴン正規軍の主力部隊編成になっているぞ!」

「定番の示す範囲がいくらなんでも狭すぎるんじゃないかしら……」

「魔種5枚型を入門デッキに推すとか、正直どうかと思うんだけど?」

でも結構強いんだよ? 本当だよ?

「戦闘時に役立つ特殊技が揃い、さらに3速シールドが2枚、WサーチとWゲートもあるわけですな」

「瞬間火力で抑えこみ、苛烈に施設攻撃を行うチャンスもある。魔種らしいデッキじゃ喃」

このデッキがゴーゴンを使ったデッキのテンプレとして、世間に定着すればいいなぁ、と思って名づけました。

「名付けたからには、責任を持ちなさいよ」

5枚型ということで、やはり不安定さは残りますが、それでも戦闘では強いです。
攻撃範囲がバラバラなのと、サポートスキルがサキュバスの散スマのみというところが難点でしょうか。
ニコ動上にサンプル動画を上げましたので、興味のある方はぜひどうぞ。

「スマッシュが弱体化した今、陣形を上手く操れれば十分不利は打ち消せるであろうぞ」

「ただ、瞬間火力を活かす、という為には、本当は攻撃範囲が揃ってた方が都合いいのよね」

「このデッキも改良の余地はあるかもしれん喃……Ver2.6の新要素からこの形にはあまり入れるネタがないのじゃが」

「あら、青龍なんて選択肢もあるのよ?」

「フェアリー顧問! ゴーゴンさんの前でその名前は禁句……!」

……昔なぁ、間違えてゴーゴンと青龍を両方登録してしまった挙句、不死デッキに負けたことがあってなぁ。
あの時のショックといったら……

「……なんか、想定していなかったところのトラウマを抉ってしまったみたいだけど」

「儂のログには何もない喃。光25コスの座は儂以外あり得ないし喃」

「とりあえず、こんな縛りプレーを前提として話すなら、完成度は高い方のデッキだと思うわ」

この先、いろいろ改良案が出てくるかもしれません。
成長に期待が持てますね。

「……でも、そもそもこのデッキのコンセプトから、ゴーゴンそのものが外れている気」

「おらっしゃあぁぁ!!!」
三品目「シルフ式ゴーゴン」

主・雷or炎
25ゴーゴン
15シルフ
15天狗
15サキュバス
10フェアリー
10モーグリ


続いて、Ver2.6要素を取り入れてみた形です。

「2.6稼働直後に多くの人間を戦慄させた、シルフを取り入れた形ですな」

「前情報で、フェアリー一極集中を変えるカードが登場するとか言われてたけど、出てみれば笑止千万だったわね」

そこまでではなかったと思いますが……結局フェアリーの使用率は落ちてませんしね。

「あの情報って、そもそもフォールンエンジェルのことを言っていたのよね? シルフもフェアリーに成り代われてはいないけど」

「でも15コスト軍団が超火力で迫ってくるのは恐怖じゃった喃……さしもの儂もタジタジであったぞ」

「そんな状況下でも使われなかった15コスト使い魔が一杯いたのも悲しいわね」

「……そう……ですな」

「でも、この編成、最近使ってないわよね?」

シルフは確かに強いんですが……15コスト軍団だと、守りきれなくて落ちるパターンが多いんですよね。

「攻撃に夢中になって、守りがお留守になることが多かったようね」

「それ、ただのプレイヤースキルの問題じゃないの?」

そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。

「15コスト軍団といえども、この儂は外さないほうがいいということじゃろう喃」

「でも、デッキコンセプトは、開幕のゴーゴン・フェアリー・モーグリAptと、15コス軍団のBptを交互に出すことよね」

AptとBptの固定化は便利ですが、片方から弱点属性持ちが外れるのが痛いんですよね。

「臨機応変に戦う上では、やっぱり私のほうが使いやすいのよね」

「このデッキ、シールドもシングルで一枚だけだし喃」

「スキル面の貧弱さも痛いわね。まぁ、モーグリと天狗がいるし、それはゴーゴンを替えればある程度解決できそうだけど」

「?? 儂を使わないのに、魔種を使う理由があるのですか?」

「さっきから気になってるんだけど、Lv20になって少し増長している気がするわね……」

ちなみに、これもまた、天狗のポジションを色々変えたバージョンがあります。
またまたのアモンとか妲己とか、アーリマンとか……

「アーリマン型は結構期待していたのですがな」

「驚くほど弱かったわね。シルフの特殊を超絶号令みたいに勘違いしちゃってたのかしら」

「アーリマン型はアレだけど、守りを固めるのが得意なロードの方は試してみてもいいんじゃないかしら。それなりには戦えるわよ」

妲己・シルフのコンボも強いと思ったんだけどなぁ……これが、妲己が使われない理由なんでしょうか。

「アーリマン型がボロボロだったのは、アーリマン自身の脆さもあると思うの。モケーレとかセルケトを入れてみてもいいかもね」

「ふと思ったんじゃが、さっきから儂の特殊技とのコンボがあんまり検討されてない気がする喃」

「……」

「……」

「は? 今更何言ってるの?」

「な、なんじゃ、この空気は!」

まぁ、それはマルコシアス型の時に考えた、ということで、いいじゃありませんか。

「ふむ……まぁ、儂のコンセプトは『どんなデッキにも等しく働く』じゃから喃」

「え、それ皮肉じゃなかったの?」

「……え?」




そんなこんなで

「まぁ、こんなところかしらね。たった3種類だけど」

動画で使用したデッキパターンもありますが、
オススメ出来るレベルのデッキって、これくらいしか……

「このデッキ群の影に、語るにも値しないデッキが結構いるってことよね」

「考えたくないことだな」

「なーに言ってるんですか。厳選すれば当然これくらいになりますよ」

「さっき、思いっきり『弱い』とか書いてたけどね」

ともあれ、プロジェクトスタートから一年越しになってしまいましたが、
これにてゴーゴンプロジェクトの企画は正式に終了となります。

「しかし! ゴーゴンの可能性への追求が終わったわけではないぞ!」

そうです、まだまだゴーゴンデッキには進化の余地があるのです。

「私はもういいんだけど……」

「いい加減、光35がデフォルトという状況から抜け出したいんだけど?」

「そんなこと言っても、みんなゴーゴンデッキのこと、大好きなんだよね!」

「(そろそろウザいなぁ……)」

「出来ればみんな、ルビカンテを使ったデッキも考えてね!」

さ、綺麗にまとまったところで、遂にお別れの時間です。
ただでさえ放置感漂うこのサイトのこんな末端コンテンツを最後まで見て頂けた方がどれくらいいるかは分かりませんが、
当龍御前城城主にとっても、2010年で最も楽しい仕事だったと言って過言ではないでしょう。
動画の方で送って頂いた声援があったからこそ、ここまで続ける気力が湧いたのも事実。
これからも、LoVで何か企画していければ、と思っております。
今後はゴーゴンプロジェクトじゃない動画もつくっていく予定です。
それでは、また別の企画か、全国オンライン対戦で会いましょう。さよなゴーゴン!

「その挨拶は流行らないわね」
Staff

企画:新生セアカゴケグモ
撮影:新生セアカゴケグモ(save,三河内親王)
文章執筆:三河内親王
盤面操作:三河内親王
動画編集:三河内親王
動画うp:save
画材提供:save

Special Thanks:ラウンドワン高松店、高松市内のうどん屋、ニコニコ動画
           and ここまで読んで頂いた方々

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