布告板余録の履歴 二〇〇六年文月・葉月

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七月二日の余録
(この日の出来事)
サッカードイツW杯は
準々決勝が終了、
独、葡、伊、仏が残る。

高校生クイズを収録中だった
オリエンタルラジオの
中田敦彦が
インストラクターと神宮球場に
パラシュート降下する予定が
強風に煽られて
赤坂御用地に着陸。
二人には厳重注意。

尖閣諸島付近の
排他的経済水域に
中国の調査船が侵入、
巡視船の警告を無視し、
調査を続行した。
日本は外交ルートで抗議、
中国側は事実関係を
調査中と返答。
橋本元首相が亡くなられましたね、
城主にはとても好きになれない方でしたが、
やはり、息子さんや弟さんが沈痛な面持ちで会見するのを見て、
「二世議員っていいなぁ」
と思ってました。

ともあれ、日本をよくする為に人生を費やした先人である橋本氏に敬意を表し、
日本の社会制度について考えて見ましょう。
今回のテーマは、最近城主を苦悩させている「医療制度」で、
オタらしく参考資料を用いてみましょうか。
今なお国会議員を目指す城主にとって、
この問題をいかに解決するかのビジョンは、作っておいて損はなし。

「純真な女の子が殺しあう漫画愛好家」を自称する城主は
なるたるを愛読しておりますが、
その中で小森君が世界の理想について長々と喋っております。
小森君は世界を原始農耕文明まで戻すことを目標としていましたが、
その本質は、社会全体のコスト高を打破する為のものです。
特に今回注目すべきは、
「医者がいなければ生きていられないヤツらは生きてる必要がない」
という台詞。
小森君は精神障害を負った母親の面倒を一人で見つつ、
医者を目指して勉学に励んでいた少年でしたが、
それゆえにその矛盾した現状に気づいたということでしょう。

矛盾を汲み取る上で重要となるのが、小森君が前提として、
「まず50億人くらい殺そう」と発言している点です。
これは即ち、原始農耕文明で60億人が生きることはできない、
という現実を踏まえています。
これは圧倒的な力を得た子供の身勝手な言い分ですが、
その現実認識に間違いはありません。
現実世界は、高コスト技術によって地球上で生きられる人間の数を
増やして繁栄を保っております。
その例は色々ありますが、今回は医療に絞って考えてみます。

高コスト技術というものの問題は、一人が用いるのにかかるコストが
人間一人の生産性を超えることが殆どだということにあります。
そのために社会全体で負担を分かち合う仕組みを作っている訳ですが、
当然一人当たりの負担にも限度があります。
ようやく本題に入りますが、
最近医療費の額が増大しているという問題は、
ただ単に生活を圧迫するという以上の問題を示しているのです。
即ち、「医療において、現在の仕組みでは人間が飽和状態である」という現状です。

小森君の場合は、制度という概念よりも、
人的な部分から問題提起をしているようですが、
実際、医師を一人鍛え上げるのにも、社会的コストは甚大な額が必要となります。
これを社会構成員全体で負担していることは忘れてはなりません。
で、具体的にどう医療制度を見直していくか。
次回更新時に政策立案していこうかと思います。

<Web拍手のコーナー>
>なぜだ・・・!? たった一人で、なぜそこまで戦えるんだ・・・!?
>感動しちまうじゃないか・・・。

求道者は本質的には一人……己の信ずる道を己だけで歩むもの。
祭りに団体で参加するも、一人で参加するも、同じ人の道。
己を楽しませるには、己で動かねばならぬ。
そしてその己の道程が、己の名声を作り、己の財産となる。
折角だから、己のサイトにでも刻んでおかねばな。
とはいえ、まだまだ全くクオリティが足りぬ。
これではエスタブリシュたちの政治家の世界に割り込めぬな。
七月四日の余録
(この日の出来事)
マラッカ海峡で
海賊の襲撃を受けた
日本の貨物船の
フィリピン人船員が
放水で海賊を撃退。

武田薬品工業の
工場建設を受注した
鹿島など数社が
武田側に9億円の
リベートを渡していたことが
税務調査で判明、
鹿島ら数社に対し、
国税局が課税対象の
交際費と認め、
所得隠しを指摘。
すいません、誰も待ってないだろうけれど、
医療制度政策立案の続きは次回に延期ということで。
というか、今週忙しすぎるって……。

まぁ、延期の理由はむしろそれではなく、
この感動したニュースを履歴に刻みたかっただけなんですが。
http://www.asahi.com/international/update/0704/012.html

黄金の国ジパングの名が、再び蘇ろうとしているのでしょうか!
こんなニュースを嗅ぎつけた朝日にちょっと感心しましたが、
それより何より、
シベリア横断なんて並外れた偉業を16歳の少女ともあろう者が
本気で実行に移そうとするほど、日本へ憧憬の念を持っていてくれたこと、
これ以上の感動がありますか、愛国者として。

まぁ、実際の日本を見たら絶望するんじゃないか、という声も
あるにはありますが、二次元文化の本質は「非日常」、
我々が西洋人のコスプレ(勿論、正統な奴で)に自然さを覚えるように、
西洋人は日本人に二次元的自然さを見出してくれるのかもしれない……!
しかし、三次元の技と言えども、
やる人がやれば、本当に自然に映りますねぇ、コスプレというのは。
人類の可能性というものを感じます。

<Web拍手のコーナー>
>ハルヒが終わってしまった今、私は何を生きがいにして生きていけばいいのか…
まだ終わってない東海人が激励するのもアレなんですけど、
ヲタは本来遊牧の民、ヲタが定住するには、二次創作という生産活動に
従事する農耕の民にならねばならぬ。
さあ、選ぶのです、新たに学園ヘヴンへの階段を登るのか、
ハルヒ同人を創作して出版する道を選ぶのか!

あ、おとなしく大魔法峠とかのOVA買ってもいいんじゃないかな。
うるせー、もうanimeTV見られねーよ、麻里安様のご尊顔も拝めねーよ。
作品の内容なんて知る訳ねーよ。
まったく、地方と首都圏との格差は広がる一方だぜ!
八月七日の余録
(この日の出来事)
阿寒湖のマリモが
何者かによって湖底から
盗まれたことが発覚。

レバノン危機を巡る、
戦闘行為の全面停止を
求める安保理決議案の、
実務者協議が行われる。
アラブ代表でもある
カタールが修正要求を行い、
提出は見送りへ。
先月末に発売された、ガンスリ7巻を買ってきましたが……
ヘンリエッタ・リコ・アンジェリカの出番はまとめて1ページですか。
リコは台詞すらないし。
話の展開からすれば仕方ないですけどね。ええ、そうですとも。
えーっと、でも、メインヒロインの座はトリエラが持っていったと見て
よろしいのだろうか。
あと、ヒルシャーさん、何か顔変わったような。

え、あっちのテーマはどうしたかって? それは見てのお(ry
……ごめんなさい、もう少し時間を。
といいつつもう一ヶ月、不甲斐ない、不甲斐なさ過ぎる!

<Web拍手のコーナー>
>名古屋が地方だと言うなら、土日の朝にアニメが見えない俺はどうすればいいんだ。
被験者なんだよ、人はアニメを見ずに生活するとどうなるか、という実験の。
「○○で『ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!』をこの地方で放送していないことに
 腹を立てた男が、県庁・テレビ○○を襲撃」
というニュースを作れば、慌てて治安のためという目的で放送が開始されるよ。
まぁ、人生は終わるけどね。
八月十二日の余録
(この日の出来事)
英国での
同時爆破テロ未遂事件に
関係していたとして、
イタリア国内で、
外国人40人が逮捕、
114人が国外追放の
処分となった。

イスラエルの
ヒズボラ掃討を目的とした
レバノン侵攻作戦において、
イスラエルの
オルメルト首相が
国連安保理の停戦決議案を
受け入れることを表明。
レバノン政府側も
この決議案を
受け入れる見通し。

安倍晋三官房長官が、
地元下関における
後援会主催の激励会で
総裁選出馬を表明。
見よ、これが共産党の手先「生活と健康を守る会」の機関紙に
書かれている記事の内容だ!

日本の「貧困率」は世界第二位

小泉総理を叩く事しかネタにならない4コマ

……いやはや、わざわざ城主が突っ込むまでもなく、
この記事のおかしさはわかると思いますので、突っ込みはmixiのネタにとっておきます。

それにしても、「改悪」という言葉を平然と政治の場で使うと、
単に知性が足りないようにしか見えなくなりますので注意。
使用が許されるのは、勧善懲悪ストーリーなど、
善悪が根本的にはっきりしている状況のみです。


そんなわけで、医療制度改革の続き。
前回の記事はこちら

本来、野生動物にとって病気はニアイコール死といえます。
しかし、人間社会では、殆ど誰もが何かしらの病気を抱えつつ生きてます。
それが現在の人口爆発へとつながり、
現代社会の生産体制を支えているわけです。
多くの人間が自分にかかる医療費以上の生産活動を行っているため、
現在の健康保険制度は維持されています。
しかし、現在の福祉予算のパンク寸前な状況は、
この制度体制の限界を示している、これが前回の話でした。

無駄な医療行為を減らす、それもとても重要なことです。
特に、mixiの方で指摘した、生活保護制度の医療扶助は、
無駄な医療行為の温床となっています。
意味もなく病院にいく高齢者なども、社会問題化しております。
医療費削減には、こういった現状にメスを入れることも欠かせません。

が、今回は保険制度を何とかする観点から考えたいと思います。
しかし、これがなかなか難しい。
現在の日本は、国民健康保険か、就職先の社会保険のどちらかに、
必ず加入するようになっています。
医療行為というのは、突発的に必要になることが多く、
加入を義務付けなければ、加入しない人間が発生し、
後から医療を受けられなくなる人たちの分、
労働力において社会的損失が発生することになります。
入らない奴が悪いという自己責任の問題ではありますが、これはよくない。
従って、健康保険の民営化による競争の発生は、回避したいところ。

では、どうするか。
健康保険制度の中に、価格低下のインセンティブを働かせる
必要があるわけです。
本来、国定の単一制度の中ならば、国がその額を低廉に固定してしまえば、
それで解決してしまうはずですが、現実はそうでもないですよね。
実際に、入院治療というものには一ヶ月100万円程度コストが必要なのか、
それとも本来はもっと安く抑えられるのか、
医学を修めていない城主には、これを断定することができませんが、
問題は、100万円の治療を使うかどうか、
患者側の積極的な選択を可能にすることにあると思います。
医療行為というのも、患者からすれば投資なのです。
投資した医療費に対して、身体能力の回復という利益が得られるか、
それを患者側が考える機会を作るようにしなくてはなりません。
病院側の意向のみでは、駄々漏れの医療行為が行われても、
それを止める術がありません。
特に、患者側の負担が少ない医療、
乳児医療、老人医療、障害者医療、そして先ほどの
生活保護の医療扶助については、より強く第三者の目が必要になるでしょう。
今でも健康保険には審査機構は存在しますが、
その第三者機関を通じて、他の病院の提示する医療行為との
選択を行えるようになれば、なおよいはず。
実際に医療が必要となった立場なら、患者側の選択へ任せることも、
決して社会的損失に繋がるものではないでしょう。

しかし、これだけでは、今の体制と殆ど一緒のはず。
そこで、健康保険の医療費負担は、7割負担ではなく、
固定額制にすることが望ましいと考えます。
そうすれば、駄々漏れの医療行為に対しても、
医療費の社会的負担は抑えられるでしょう。
さらに、早期治療の場合ならば、現在よりも負担軽減の道が開け、
予防的治療へのインセンティブにも期待がもてるでしょう。
高額医療行為に対しては、第三者機関の審査を経て、
特別に加算を認めるという形態をとることが必要になるでしょう。
このような体制になれば、病院側は顧客獲得のために、
適正な医療行為を提示しなくてはならなくなるはず。

殆ど思いつきの医療制度改革案ですが、批判・改善案などあれば、
評定でも拍手ででも、何なりと提示してくだされば、
さらに高次な政策へと高めていけることでしょう。
というわけで、厚生労働省などの皆様、こんなシステムはいかが?
八月二十日の余録
(この日の出来事)
全国高校野球選手権大会
決勝戦で、
早稲田実業と
3連覇を狙う駒大苫小牧が
1−1で延長15回引き分け、
翌日再試合。

ドイツのドルトムント駅で
爆発物が二つ見つかった
事件で、
捜査当局は
レバノン人留学生を逮捕。

レバノン紛争で、
停戦決議発動後に、
イスラエルがヒズボラへ
攻撃を加えたことに、
アナン国連事務総長が非難。
18日は、KOTOKO様の名古屋会場におけるライブの日でした。
ライブは勿論素晴らしい内容だったのですが、
どういうわけでしょう、この胸にきゅんきゅんと残る感動のようなものは。

ライブは今までで一番KOTOKO様との距離が近かったように思えました。
これについては、我が不始末を埋めてくれた同志に感謝。
こんなにご尊顔がはっきり見える位置で神聖な歌声を聴けるとは幸福の極み。
しかも、急遽FC会員には握手会&サイン会なんてイベントまで
ご用意してくださるなんて、なんとファン冥利に尽きることか。
チケット販売が終わった後で、ライブ終了直後の脂ぎったファンと握手する
イベントを無理に開催することなど必要ないはずなのに、
それをわざわざ用意してくださる。その心意気、まさに義の道! 感服致しました。

それほどの大恩を受ける機会を得ながら、
気の利いた言葉一つ献上することができない己の不甲斐なさよ。
無力な人間は、神を前にすると何も出来なくなりますね。
もう二度とこのような機会はないかもしれないというのに。
中学時代の自分を赤坂泰彦氏が救済し、作り上げていたのと同様に、
今の己、希望も救いもない今の業務を続け、
野心を失わずに大志を持ち続け、
世間からアウトサイダーと蔑まれても求道し続ける己で居られるのは、
KOTOKO大明神の歌があればこそ。
その謝意を示すためにも、あの数秒の時間にもう少し何かあっただろう、
と考えるのは、人間の常なのでしょうか。

まぁ、独りよがりに賛美をして苦悩してもキモいだけなのではありますが。
城主など、神の前には一ファンに過ぎないのでありますから。
城主がすべきは、大業を為し、その功の陰にKOTOKO様ありと
世間に知らしめること……というようなことを言うのがキモいんですよね。
ともあれ、私は膨大なる感謝の念を、せめてこの城に刻みたい。
掛け値なしに、城主はKOTOKO様に大恩を感じているのです。
それこそ、『大明神』という表現も大げさでないくらいに。
この辺境のサイトを訪れることもないでしょうが、せめて痕跡だけは。

さて、今回のこのきゅんきゅん感、ただならぬものを感じます。
よもや握手までできるとは考えてなかったことによる、
精神的昂揚感なのかもしれませんが、
これはあれです、『恋』の感覚に似てます。
存在の神格化と恋というのは、近いものなのかもしれませんね。
今回はライブ前にカラオケをやり、
さらにライブ後に徹夜でカラオケをやるという荒行を行いましたが、
宗教内で行われる荒行というのは、
理性のたがを外し、神との対話を行うということを趣旨としています。
そういう意味では、疲労で意識を失いそうな中で
6時間I've楽曲のみを歌い続けるのはまさにそれかもしれません。
6時間I've曲だけでもつというのがまず凄いのですが、
今思えば、サバトとはこういうものだったのかも。
や、大の大人が一同に会して「つよきっすきっス!」と叫んでいるのも
一般人からすれば十分サバトに映るのかもしれませんが。

そんな儀式によって、精神的昂揚感を得ていたのかもしれませんが、
トランス状態になる前に見た、ステージ上のKOTOKO様も勿論輝いてましたね。
MCでも実によくヲタたちの扱いに慣れ、
「Lupe」では大きなお友達ネタ(?)も自在に、
効果的に使っていらっしゃいました。
その他、色々大きなお友達を対象としたMCでしたが、
握手会のとき、後ろに明らかに小学生な女の子が並んでいるのを見たとき、
「……OHPの試聴曲話とかツンデレで盛り上がってごめん」
と内心思ってました。
いや、しかし、この事実を考えると、やっぱりKOTOKO様ってすごいわ。

兎に角、この日のKOTOKO様は輝きを持っておりました。
今までも城主の中では神々しかったですが、今回のライブを境に、
より一層何か特別な存在に変わったような気がします。
案外、義の道に心打たれたのかもしれませんが。
とりあえず、城主は今のうちに一つ遺言をしておきます。
我が葬儀では、『地に還る』を参列者で歌って欲しい」と。
いや、あの歌すごいよ。
ゲーム主題歌みたいにストーリー背景の助力なしに、
歌詞だけで城主を泣かせるんだから。
歌からイメージさせる情景が城主のツボと神魂合体しているのでしょう。
こんな歌、早々他にはないですよ。
まして、KOTOKO様流の反戦歌ですからね。
左翼が好みそうなジャンルで城主を泣かせる。なんと素晴らしい仕事か。
いや、むしろ右だからこそ、この歌は泣けるのかもしれませんけれどね。
城主の言いたいこと、きっと同志なら分かってくれるでしょう。

あ、スタオペのEDだとか、そういう事実は無視ということで。
だって、スタオペだし、ねぇ?
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