布告板余録の履歴 二〇一〇年神無月・師走

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十月五日の余録 えー、とっても大事なお知らせです。

築城以来、10年間お世話になったinfoseekでしたが、
ついに無料Webサイトスペースサービスが10月末で終了となります。

このため、他サービスに移城する必要がでて参りました。
移城先は色々と検討したのですが、今のところFC2を有力視しておりますが、
移城先が確定次第、また余録に書きます。

しかしまぁ、10年間殆どデザインとか変えずにやってきましたけど、
流石に古臭くなってきたので、これを機にリニューアルすべきでしょうか。
最近リアルのせいで鬱々としていて気力が沸かないんですがね。
これだけ更新がサボりぎみなので、
こういう時くらいはそれなりにやりたいなぁ。
十月二十四日の余録
と、いうわけで、デザイン一新としては、ものすごく中途半端ではありますが、
移城致しました。
本当は全ページを統一したデザインシートにしたかったのですが、
このデザインへの変更作業、意外と面倒くさい……という訳で、
旧コンテンツは昔を偲ぶ意味で、旧デザインのままで概ね残しました。物は言いよう。
この先、追加していくコンテンツについては、このページと同じデザインシートを用いて
作っていこうと思っています。
今後とも当城をよろしくお願い致します。

では、景気付けの意味を込めて、今期アニメの良作予測を久しぶりに。

龍御前城城主的 平成22年第4期アニメ相場 三証一部

パンティ&ストッキングWithガーターベルト(これはいい適材適所、しかしこれを今期一位にするのか……)
そらのおとしものフォルテ(本筋とアホっぷりを両立させる、今期の期待作)
伝説の勇者の伝説(意外と普通にシナリオが気になる良作)
とある魔術の禁書目録U(インなんとかさんも久しぶりに見ると可愛いなぁ)
俺の妹がこんなに可愛いわけがない(これが王道作品に思えてくる昨今、悪くない)
アマガミSS(前期に引き続き安定値上がり基調、ヒロインごとに演出が変わるのがいいですね)
テガミバチREVERSE(はいてない分補充にも使える、良シナリオ作品)
ヨスガノソラ(よーし、この欝展開予感、期待していいんでしょう)
おとめ妖怪ざくろ(この系統の作品をユニセックス作品と呼びたい。いい天晴)
えむえむっ!(今更感のある作品かと思ったけど、意外と面白いですね)
荒川アンダーザブリッジ×2(前期に引き続き安定良作  ……安定?)
侵略!イカ娘(夕方テイスト枠 今期の数少ない癒しクトゥルフ系)
ぬらりひょんの孫(すっごくジャンプですね。裏番組に勝てるか)
FORTUNE ARTERIAL赤い約束(すっかりオーガスト枠が定着しましたなぁ。今期の中では期待作)
百花繚乱 サムライガールズ(湯気より墨の方が、なんか許せるよね。まずまず)
薄桜鬼(こんな設定でも、他より日本史考証がマシな部類に思えるところが現代日本クオリティ)
新ゲッターロボ(エロはだめでも、グロはいいんだ、BS11。でも面白い)
神のみぞ知るセカイ(着想はいいね! しかし、そこはかとなく底が浅い感じ)
スーパーロボット大戦OG(一期見てなかったから、置いてきぼりすぎる……)
探偵オペラミルキィホームズ(そもそもこの企画、どういう経緯で上がってきたの?)
もっとTo LOVEる(うーん、我が社のイメージには不適当な作品ですね)
咎狗の血(予告でセルフツッコミしてる!? だっぼん後継者)

※上場予定
それでも町は廻っている

(相場短観)
なんか妙な相場になりました。
市場もインパクト志向となっている感あり。
しかし強いのは下ネタ作品だった!(個人の感想です)
まぁ、とりあえずは……まだ見てないそれ町に期待でしょうか。

<Web拍手のコーナー>
>痛HPに一票。
うん、すまない。もう既に十分痛いんだ、ここ……。
十二月三十一日の余録
(この日の出来事)
更新が停滞しているうちに年末を迎えてしまいました。
今年はinfoseekサービス終了による移転という
大イベントがあった割りには、デザイン変えただけで終了という体たらくでした。
URL変わったことで、ハートマン辞書で訪ねてくる人もだいぶアクセスカウンタ上減っており、
随分もの寂しい状況になってしまいました。

しかし! この城は! まだ消えない!

LoVネタだろうとなんだろうと、このサイトは延命させて参りたいと思います。
我が二次元信仰の起源は守りぬいていかねばならず、
このサイトが消えるときは、自分の消滅を意味するものなのです。

御託はさておき、皆様、よいお年を。
ついでに、(本当は年内にまとめる予定だった)駄文を少し。

ヲタク騎士道論

騎士道とは何か
世界史を見る上で面白いことに、
西洋で封建制、騎士道が生まれたことと、経緯には殆ど繋がりがない中で、
日本にも封建制、武士道が生まれたことがあると思います。
武士というのは、農民たちの中で実力者となった人物が、
自衛のために武力を蓄え、次第にその武力を生業とし、
生産階級から非生産階級となっていったものです。
そういう点では、西洋の騎士も大きく異なるものではないと言えるでしょう。
そして彼らの中で、西洋では騎士道、日本では武士道という倫理観が誕生します。
何故このような倫理観が突如東西双方で誕生するに至ったのか?
それは彼らが生産階級から非生産階級へとなったことに大きな理由があります。
彼らが生産活動に従事せず、生産階級たる農民を支配しているという状況、
そこへ、単に武力を握っているという理由以上の、
「正当な理由」を導きだそうとした結果が騎士道・武士道なのです。

騎士道が目指すところは高潔な生き方です。
欲望に忠実に生きることが出来る庶民とは異なって、
己を律し、教養を身につけ、外敵には勇気を持って立ち向かい、
立ち居振る舞いには品格を持たせる。
言わば、人々の規範たる生き方を示すことで、己の存在意義を正当としたのです。
彼らが高潔であればこそ、庶民は彼らを尊敬することができたのでしょう。

それから時は流れて現代
戦後の経済成長期には、会社や社会のために尽くす、生産階級の生き方が
ある種模範的生活として掲げられておりました。
その生活規範に従っていれば、幸福な生活は多くの場合裏切らなかったからです。
しかしバブル経済破綻とともに、
その規範も不確実なものとなり、多元主義の時代がやってきました。
その中で、これまでひたすら害悪の一部として扱われてきたヲタクの社会化が
じわじわと進んできたのです。
そして十数年の忍従の末、ヲタク文化は、
このサイトを訪れる方であればご存知であろう、今の局地的繁栄を築き上げました。
今や日本では社会的にその存在を無視することはできない勢力です。
しかし、ヲタク文化はいかに市場が大きくなったとしても、
それ其の物は日本社会にとっては「非生産」的なものです。
其の目的は、ひたすらにユーザーの幸福を満たすものであり、
ヲタク文化に縁のない人にとっては何ら産み出すものなき勢力に過ぎません。
であるがゆえに、未だヲタクを敵視する人々は多く、
都議会とは不毛な抗争を巻き起こすに至っております。

非生産的なものは、現代日本には満ち溢れております。
その中で、ヲタク文化が正当性をこの先も得て行くには何が必要か。
かつての騎士道のような物を現代のヲタク文化も生み出さなくては、
ヲタク文化排斥の意識を消し去ることはできないでしょう。
それが一体どのようなものか、というのをこの先追求していければなぁ、と思っております。

その内つづくっ!
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